地域の活性化や地元住民の交流の場としても活躍しているマルシェイベント。

「マルシェ」とは「市場」を意味する言葉で、発祥の地フランスでは、市民の生活と切っても切り離せないほど、大切な「市民の台所」と親しまれてきました。近年、日本でも定期・不定期を問わず、様々なマルシェが開かれています。

そこで今回は、奈良にスポットを当てた人気のマルシェイベントをご紹介します！地元ならではの品や、個人が生産した品などもあり、扱われている商品はバリエーション豊富です。

フリーマーケットとはなにが違うの？なんとなく気になってはいたけれど、どんなイベントなんだろう？参加できるなら出品もしてみたいなと考えている方は、是非ご参考にしてみてください。

奈良公園バスタdeマルシェ

毎月テーマが変わるので、観光に訪れる方だけでなく、地元の方にも楽しんでいただけます。

過去には果物、納涼、映画とのコラボ企画というのもありました。

加工品、雑貨の販売がテーマによって変わるので、何度行っても新鮮な感覚になれるというのがポイントですね。

毎月第3日曜日開催です。

Tobu高原マルシェ

きれいな水に澄んだ空気など、恵まれた自然環境の中大切に育てられた農産物が「採れたて」で集まる直売所はたくさんの人を魅了し、市街地のレストランシェフや遠方からのファンが足を運んでいます。

そんな東部地域の各直売所が出展するのがこのマルシェです。

是非この機会に、季節の旬の野菜、地域の特産品・加工品など豊かな食の魅力に触れてみてください。

てんり高原マルシェ

人と人との繋がり、そこから健康や豊かさなどを感じ、訪れる人々が心地よく過ごせる…そんな開かれた場所を目指して開催されている、体験が主のマルシェです。

加工品や収穫物も販売していて、里山でとれた野菜や、天然酵母のパンなんかも販売しています。全体的に穏やか、優しさを感じられる展示物が多く、お子さんでも気軽に参加できるマルシェです。

「多様性を学び心豊かな次世代コミュニティへ」をコンセプトに、誰しもが安心して過ごせる社会を目指し、SDGs（持続可能な開発目標）にも積極的に取り組んでいます。人々の繋がり、自然との共存、街と里山。大きなテーマですが、ひとりひとりができる事をコツコツと取り組めるよう展開してくれる、そんなマルシェです。

つむぐマルシェPLUS

お祭りのようなワクワク感をみんなと共有し、元気な心を育てられる場所を目指す、ということがテーマのマルシェ。地域の方々との交流が盛んで、買い手と売り手がほっこりできるような空間を提供してくれます。

様々なスイーツやフード、ハンドメイド品だけでなく、親子で楽しめるワークショップも出店しています。自然溢れる公園で、四季を感じながらゆったりするのも良いですね。

C´festa

奈良の食材とシェフの祭典、それがこのシェフェスタです。全国的に注目を集める奈良グルメの名代詞が勢ぞろいするプレミアムイベントで、様々な料理がリーズナブルに楽しめる屋台の並びは圧巻です。

気持ちのいい青空の下で、緑に囲まれながら新鮮な地域食材を使った料理に舌鼓。石窯を使った、焼き立て青空ピッツァも名物です。

いまだ知らない奈良の魅力を、その土地の食材を食べることで知る。そんな「食で旅する奈良」を味わってみてください。

三輪はじまりマーケット

古墳や神社仏閣などが立ち並ぶこの地では、食を通じて様々な知識も得ることができます。何気なく行っていた「食べる」という行為の大切さを改めて実感し、身につけていく。それがどういうことなのか、知識豊富で個性的な店舗さんが、優しく伝えてくれます。

その他、美しくも心地よい伝統工芸などにも触れることができ、知的好奇心がくすぐられる空間となっています。

激動の時代を生き抜く今だからこそ、大地に手を合わせるような気持ちで手を取り合い、紡がれるこのマーケット、ぜひ足を運んでみてくださいね。

ならまちマルシェ

奈良の「おいしい、かわいい、たのしい」を届けてくれるマルシェ。小さな子も楽しめるワークショップや縁日があり、誰でも気軽に立ち寄ることができます。

特に、思い入れはあるけれど読まなくなった絵本たちを、今必要としている子どもたちに渡す、思いやりを感じる絵本交換会が印象的です。

参加者もお客さんもほっこりする、そんな優しいマルシェです。

まとめ

以上、奈良で人気のマルシェイベントを紹介しました。

大きな企業から個人のハンドメイト店まで、様々な出店者さんがいるようです。

特産品、ワークショップも奈良ならではといった感じで、あたたかみと歴史に触れてみたくなりますね。

出店するにも、立ち寄るにも、気軽にできるのがいいところです。

来てみたら出店してみたくなり、今度は販売側になる、なんてこともあるらしく、縁というのはいろんな形で広がってゆくのだなと感じました。

様々な参加ができるマルシェ、チェックしてみてくださいね。